ピンポンパールという金魚がいます。
これは昭和三十年代に日本に入って来た、チンチュリンという種類から丸手で短い尾のものを固定したものです。
そんなピンポンパールと琉金の違いとは何なのか、そして両者の混泳は可能なのか。
ここでは、それらについて書いていきたいと思います。
ピンポンパールと琉金の違いとは
まず、両者の違いについてです。
琉金が丸い身体に小さい頭、体高が高く、ひれも大きいのに対し、ピンポンパールは魚らしいとは言えない、丸々とした体型で尾が小さく、ひれも小さいです。
また、泳ぎに関しては共通点として「どちらも泳ぎが下手」というのがあります。
ただ、ピンポンパールは琉金以上に泳ぎが苦手で、非常に緩い水流でも泳ぐのが困難だとされています。
琉金ならばどうにか泳いでいられる水流でも、ピンポンパールは上手く乗り切ることができずに翻弄されます。
そのため、濾過器や濾過フィルターの水流には十分注意してください。
ピンポンパールは非常に弱い種類の金魚であるため、飼育は慎重に行う必要があります。
それは、他の種類の金魚との混泳も困難にさせるほどなのです。
ピンポンパールと琉金の混泳は可能なのか
結論から書きますと、避けたほうが良いでしょう。
上記のように、ピンポンパールは非常に脆い種類です。
少しの環境変化でもストレスを抱えてしまったり、病気になってしまったりしてしまいます。
同じ泳ぎが苦手な金魚同士とは言え、やはり生き物。
敵と判断した場合や餌と判断した場合などは、琉金が体格の小さいピンポンパールを追い回すことや、突くこともあると思います。
そのため、琉金とピンポンパールとの混泳は避けたほうが良いと言えるのです。
どうしても混泳させたいと言うのであれば、頻繁に様子を確認することが必要になってきます。
そして琉金に突かれていたり、弱ったりしていたりしたら、すぐさま他の種類から隔離する。
こうすることで、最悪の事態を迎える可能性は下がるでしょう。
まとめ
以上が琉金とピンポンパールの違い、及び混泳に関する事柄です。
一種類の金魚を一つの水槽で飼う。
それが金魚にとってもストレスにならないことですが、この両者については、そのことが特に言えるのではないでしょうか。