らんちゅうがある日じっとしていて動かなかったり浮いている、あるいは沈んでいるのを見ると心配になりますよね。
浮いている場合、沈んでいる場合の原因は何なのでしょうか。
病気なのでしょうか?
そんな状態のらんちゅうの原因や対策を調べていきましょう。
らんちゅうの浮く時の病気とは?
常時水面の辺りで浮いている時に考えられるのが「転覆病」です。
お腹側を上にしていて、うまく沈むことができなくなります。
自分で沈むことが出来なくて、沈もうとしてもまた浮き上がってくるでしょう。
原因はいろいろありますが、何が原因なのかによって対策が変わります。
- 消化不良
エサを食べる前は普通に泳いでいるのに、食べたあとに浮いている場合は消化不良が考えられます。
エサの与えすぎや劣化したエサ、水温低下による消化器の低下、水質悪化が考えられます。
その際には糞の出が悪い、白い糞や空気が混ざっているなどの症状も見られます。
水質悪化の場合は、水換えやフィルター掃除を行います。
水温低下の場合はヒーターで温め、寒さに慣れるように徐々に下げます。
消化不良の場合は2~3日エサを止め、ふやかしてあげましょう。
砂糖やミルクが入っていない純ココアもいいみたいです。
他の原因として
- 弱っている
- 卵をもっている
ことがあります。
他の症状もみて、水換えはもちろんのこと、症状に合わせて弱い食塩水や薬浴をしていきましょう。
らんちゅうの沈む時の病気とは?
転覆病には浮き上がるものと沈むものとあります。
沈む場合は水圧から開放させてあげましょう。
お腹にガスや溜まっているものを、全部出させてあげます。
60cmの水槽か入れ物にいれ、水底を10cm以下にします。
水温は24~25度に設定し、塩濃度は0.3~0.5%にしておきます。
そこに金魚を入れて絶食させ、毎日水を入れ替えます。
お腹に溜まった便を出し切っていくと、泳げるようになってきます。
泳げるようになってきたら、水量を1cm増やしていきます。
それを何回も続けていき、水量も一気にではなく少しずつにしましょう。
回復食をあげるという方法もあるようです。
転覆病は浮く場合と沈む場合と二種類あります。
どちらかには沈むほうが長生きするようです。
まとめ
転覆病にかかりやすい品種は、キンリュウやらんちゅうなどの丸みを帯びた金魚がなりやすいです。
先天性のものと後天性がありますので、先天性の生まれつきの遺伝は助からない場合があります。
後天性のものであれば、治療によって回復しますので早めの軽いうちに治療して行くほうがいいでしょう。
根気のいる治療ですので、経過観察や準備をしていきましょう。