らんちゅうに限らず、全ての生き物は初めから大人で生まれてくる訳ではありません。
人間であれば子供の時代があり、そして魚には稚魚の時代があります。
子供も稚魚も食事をしなければ生きてはいけませんが、多くの場合、生まれたばかりの子は親と同じものが食べられないという難点があります。
そのため、その点は親がカバーしなければなりません。
そしてらんちゅうの場合は、それを飼い主がカバーすることになります。
らんちゅうの稚魚の育て方って?
らんちゅうの稚魚はとてもデリケートな存在です。
少しのストレスでも亡くなってしまうことが多々あります。
ですので、それ相応の配慮が必要になってきます。
水槽の中の水流に注目してみてください。
水の流れが強い場所はありませんか?
もしその場所に稚魚が流れ込んでしまったとしたらどうでしょう。
稚魚はまだ泳ぐ力が弱いので、大人のらんちゅうなら平気な水流でも流されてしまう可能性があります。
激しい水流に流され続けるのは、計り知れないストレスになる筈です。
水流が強すぎる場所はないか確認して、もしあれば水流を弱めます。
もしそれができない場合は、流れが落ち着いている場所に流れ着くように調整してあげましょう。
そして重要なポイントは餌です。
次項で詳しく解説します。
らんちゅうの稚魚にあげる餌は?
泳いだりしていないはじめのうちは、餌を与える必要はありません。
泳いでいないうちは、与えたところで食べないので餌は控えます。
稚魚が泳ぎ始めたら、ここで初めて餌を与え始めます。
らんちゅうの稚魚専用の餌か、粉の餌をすりつぶしたもの、あるいはブラインシュリンプを与えてください。
ここで重要なのが、らんちゅうの稚魚が食べられる大きさにして与えなくてはいけないということです。
よく見るとお分かりいただけるかと思いますが、らんちゅうの稚魚は口が小さく、普通の大きさの餌は食べることができません。
成長していけば、じきに大きな餌にも食いつくようになりますが、初めのうちはあまり大きいと食べません。
小さく細かく砕いて与えるようにしてください。
まとめ
らんちゅうの稚魚はとてもデリケートです。
しかし、注意して育ててあげればきちんと餌も食べますし成長もします。
心を込めて育ててあげてください。