金魚の王様と呼ばれて、体や頭の部分に特徴があり人気の「らんちゅう」。
らんちゅうにはさまざまな種類があり販売されています。
その中で人気のあるものとして、江戸錦や桜錦があります。
江戸錦や桜錦は、らんちゅうとどのような違いがあるのかについて紹介していきたいと思います。
江戸錦とらんちゅうの違いは?
江戸錦とは、らんちゅうと東錦の交配種で生まれたものです。
透明のウロコを持ち、柄はキャリコと呼ばれる赤・白・黒の3色からなっています。
成長すると体の柄が変化していくというところに注目が集まり、人気があるようです。
大きさや柄によって金額も変わり、黒が多く入っていると高級感があり見栄えが良くなります。
江戸錦は、らんちゅうと同じように背中にヒレがなく頭に肉瘤があり、全長は15~20cmです。
江戸錦は3色からなるキャリコで、尾は三つ尾・四つ尾です。
らんちゅうは、素赤・白・更紗・青・羽衣とあり、尾は3つ尾・4つ尾・サクラ尾があります。
江戸錦とらんちゅうの違いは色と尾の形にあり、らんちゅうよりも高値で販売されているということが言えます。
桜錦とらんちゅうの違いは?
桜錦は、江戸錦とらんちゅうの交配種で、ピンクっぽい透明なウロコを持っていて桜の色に見えるらんちゅうです。
体のいろは赤と白のみが原則で、紅白の更紗をしています。
交配が難しいことから、らんちゅうよりも高値で販売されています。
らんちゅうは、黒子の時期に運動量を抑え栄養価の高い餌を与えることで、頭の肉瘤を発達させることができます。
桜錦の場合、体はらんちゅうにとても近いのですが、頭の肉瘤がそれほど大きくなることはありません。
桜錦とらんちゅうの違いは、色だという事ができますが、成長によっては頭の肉瘤にも違いが出てくるようです。
まとめ
江戸錦はらんちゅうと東錦、桜錦は江戸錦とらんちゅうを交配してつくられた、らんちゅうの一種です。
体つきは似ていますが、色や尾の形・肉瘤の発達の仕方に違いがあるようです。
自分が気に入ったらんちゅうを購入し、ゆったりと眺めてみてはいかがでしょうか。