らんちゅうを飼っていると、水槽内に自然の池と同じ状態を再現したくなる、という方も居られるのではないでしょうか。
そんな時、水草は大変役立ちます。
金魚の後ろで美しい揺らめきを見せる水草……。
それを想像するだけで、心躍る方もおられるかも知れません。
ここでは水槽内に水草を入れる必要性があるのか否か、そしてこれを餌とすることができるかどうかについて、書いていきます。
らんちゅうの飼育と水草の関係
水草を入れたほうが良いのかどうか。
自然の環境を再現したいという方や、水槽内の美に拘る方などは入れると良いかも知れません。
勿論、さほど水槽内にこだわりはないという方も、水草を配置するのに越したことはないでしょう。
水草を置くと、らんちゅうの隠れ家として機能し、ストレス軽減に役立ちます。
また、産卵時に産卵巣として使われることもあるので、わざわざ藻草を用意する必要もなくなります。
一方で問題もあります。
水草が枯れた場合はそれが水質汚染に繋がる可能性があり、水草に農薬が付いていると、らんちゅうに害を及ぼす危険があることなどが該当します。
もし水草を入れるのなら、「金魚藻」と呼ばれている種類が良いとのことです。
金魚藻にはマツモやアカナリス、カモンバといった種類があり、マツモは水に浮かべるタイプ、アカナリスは植えるタイプ、カボンバは底に植えるタイプの水草です。
マツモは浮かべるだけで配置が済み、アカナリスは育てる上での難しさはあるものの、見た目が良い種類。
カボンバは光を充分に与える必要があります。
らんちゅうが水草を食べていいの?
水草を置くと、らんちゅうがこれを食べていることがあります。
そんなことをして大丈夫?そう思う方も居られるでしょうが、ご安心ください。
らんちゅうにとって、水草は害ではありません。
むしろ、彼らは水草を食べることによってビタミン類をそこから摂取し、胃腸の状態が改善されるなんて話もあります。
水槽内が自然の環境に近くなる分、栄養のバランスも良くなる効果もあるのでしょうか。
まとめ
らんちゅうの飼育で水草を配置するのは、見た目だけではなく、実際の栄養効果もあるのでお勧めできます。
バランスのとれた栄養は、金魚と言えどもやはり大事なのだと感じました。