らんちゅうはエラから酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出しています。

我々人間と同じく、彼らの生存には酸素が不可欠なわけです。

そのため、水中の酸素濃度を低下させないために、エアレーションを行う必要があります。

しかしその目的は酸素の供給だけではありません。

他にも、エアレーションには様々な役割があると言われています。

ここでは、エアレーションによる水流の強弱がらんちゅうにどういう影響を及ぼすのか、そしてエアレーションの酸素供給以外の役割についても書いていきます。

らんちゅうを飼育する水槽で、水流はどうすれば良い?

らんちゅう 飼育 水槽 水流

まず、酸素供給以外のエアレーションの役割について書きます。

らんちゅうの呼吸で生じる二酸化炭素が過剰になった場合、これを追い出す役目があります。

他にも水面と水底の水温差をなくす役割や、水質の悪化を抑えることもできます。

しかしエアレーションの調整を間違えると、らんちゅうにとって悪影響が及ぶことがあります。

らんちゅうは泳ぐのが下手な金魚です。

そのため、エアレーションが強いと、彼らは水流が激しくなる中で泳がねばならず、体に大きな負担が掛かります。

また強いエアレーションは、病原菌の繁殖に繋がったり、尾張りを弱めたりするため、エアレーションの調整はよく考えて行う必要があります。

また、屋外の池などで飼う場合はエアーポンプを使うことがありますが、屋内での飼育にはあまり関係がありません。

しかし、仮に三面以上の池を持っている方であれば、そのような選択肢を考えても良いでしょう。

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まとめ

らんちゅうの飼育上、エアレーションが重要であることがお分かりいただけたでしょうか。

強すぎれば、らんちゅうにとって害になり、逆に弱いと酸素濃度が低下し、二酸化炭素が増えてしまう。

これにもまた、微妙な匙加減が必要になってくるというわけですね。

酸素が生き物の生存にとって重要なものである限り、らんちゅうの飼育においてもエアレーションの問題は、常に考えなければならない事柄になります。

その利点と欠点を総合して判断し、飼い主が水流の調整を上手く行っていくことが、大事なのではないでしょうか。

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