金魚のエラ病とは、金魚のエラに発生する病気です。

エラは人間にとっての肺と同じ役割をする大事な機能ですので、この機能が悪くなれば命に響きます。

大切な金魚の命を守るためにも、発見したらすぐに治療が必要となります。

エラ病は進行の早い病気ですが、適切な治療をすれば3日~1週間ほどで完治することができます。

エラ病の症状

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エラ病の症状は口やエラの開け閉めする速度が速くなり水面近くで鼻上げをしたり、片方のエラだけで呼吸をしている、両方のエラが開いたまま襟巻トカゲのように腫れる場合もあります。

また、隅のほうでじっとしてあまり動かない、グルグル回る、ガラスにぶつかるほど激しく泳ぐなどの異変が見られたらエラ病を疑いましょう。

重症だとエラの色が赤黒く腫れエラが溶けた状態になったり、大きくなった寄生虫が見えるなどの異変がみられます。

エラ病の原因

エラ病はエラに白点病や白カビ病の原因菌や細菌がエラに感染したり、寄生虫が付いてエラの機能が阻害されてしまうのが原因です。

一番多いのがフレキシバスター・カラムナリス菌という細菌がエラの内部に感染することによって発症します。

エラについた小さなキズなどから、カラムナリス菌は入り込むのです。

寄生虫や細菌の感染以外では、水中の酸素不足や水道水の残留塩素が原因となってエラ病を発症することもあります。

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エラ病の治療方法

エラ病の治療はグリーンFなどの治療薬で薬浴をします。

お店などに相談し適切な薬液を使用してください。

薬浴をしている間は絶食をさせましょう。

病気が発生した水はすべて捨て、水槽内の掃除をしてください。

エラ病の原因となるカラムナリス菌は塩分に弱いという特徴があるので、薬浴と併用して塩水浴も行うと効果が上がりますので試してみてください。

まとめ

エラ病が発症してしまうと大切な金魚は苦しくなってしまいますので、守るためにも早期発見、そして予防が必要になります。

エラ病の原因である細菌を繁殖させないために、エサのやりすぎや水温の変化などに気を付けて水質の悪化を防ぎ、定期的な水換えをして水質を維持することがエラ病の予防になりますので、気を付けてみてください。

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