金魚の代表的な病気である白点病、尾ぐされ病、水カビ病。

このような病気の治療に登場するのがメチレンブルーです。

他にも、殺菌を目的に使用さています。

水が青く染まることが特徴ですが、どれくらいの量を使用すればよいのでしょうか?

また、使用する際の注意点もまとめました。

メチレンブルーとは

金魚 メチレンブルー 量 染まる

色素の一種で、青銅色の光沢を持っており、水溶液は鮮やかな青色に染まります。

殺菌消毒作用があり、輸送中の雑菌や水カビの発生を防ぐため飼育水に溶かして使用します。

また、新たに水槽の仲間入りをする生体のトリートメントとしても使用できます。

金魚の飼育時によく活躍するのは、白点病を治療する場合です。

白点病とは、金魚の体に白い斑点が現れ放っておくと衰弱してしまう、金魚に多い病気です。

病気の原因である寄生虫を駆除するために使用されます。

薬の効果は3~6日程度で薄まるため、再び投薬をする必要があります。

毒性が低く使いやすいため、金魚を始め他の観賞魚の治療にも使われています。

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メチレンブルーの使用量

一般的には使用方法に従って規定量を水に溶かしますが、経験を積んだ飼い主の中には色の濃度で判断する方もみえるようです。

例えば、水60リットルにメチレンブルー10ミリリットルの規定量であれば、10リットルで約1.6ミリリットルです。

使用する際は隔離を

メチレンブルーの殺菌作用は、飼育水に必要不可欠なバクテリアも殺菌してしまいます。

バクテリアは水質の安定に欠かせないろ過機能を備えており、いなくなってしまうと急速に水質が悪化し、金魚が弱り病気になってしまいます。

また、水草の生育にも影響を与えます。

メインの水槽に入れるのではなく、治療を行う金魚を別の水槽や容器に隔離した上で使用しましょう。

飼育器具が青く染まる可能性も

メチレンブルーの青色の色素が、飼育器具に移り青く染まることがあります。

使用の際は底砂やアクセサリー類など、取り除けるものは取り除いておきましょう。

まとめ

様々な病気に使用でき、殺菌作用もあるメチレンブルーですが、どんな病気にも効くというわけではありません。

薬品には様々な種類と用途があり、病気や状態によって異なるのは人間の薬と変わりません。

用法・用量を守り、病気や状態に適した薬品を使用するようにしましょう。

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