日本で人気な金魚としてよく名前が挙がるコメット。
入手も簡単で育てやすいので初心者の方でも安心して育てられます。
今回はそんなコメットについて調べてみました。
コメットってどんな金魚?
初心者の方はコメットという名前だけではイメージできないかもしれません。
どんな品種なのかご説明します。
特徴
コメットはアメリカでフナや琉金を掛け合わせて生まれた品種です。
細長い体と長いヒレが特徴。
フナとの交配で生まれた種は体が丈夫で育てやすいと言われています。
コメットは彗星という意味で、細長い体と長い尾びれでとても素早く泳ぐため、彗星のように見えることからその名前が付けられました。
一般的には紅白の更科模様のものが多いですが、全身金色のゴールデンコメットや黒出目金のように全身真っ黒のブラックコメットなどの種類も作出されています。
値段
コメットは金魚としては比較的安く手に入れやすいです。
小さい個体だと200円くらいから売られていて、質のいい個体や大型のものでも1000円前後と手を出しやすい価格ですね。
コメットは安いからといって寿命が短いというわけでもなく、平均すると7~8年は生きるようです。
中には40年も生きたという記録もあるといいますから、コメットの生命力の強さがわかりますね。
飼い方について
コメットは丈夫で飼いやすいということはお伝えしましたが、もちろん放っておいていいわけではありません。
具体的にはどうすれば健康に育てられるか調べてみました。
水槽
小さいうちは30cmの水槽、大きくなったら60cm水槽へ。
一般的にコメットは水槽の大きさに合わせて体も大きくなると言われています。
なので大きく育てたい場合は大きな水槽で育てた方が良いのですが、最初から大きな水槽で育ててコメットが一気に大きくなると、体が弱くなることも多いためお勧めできません。
コメットが大きくなって手狭になったら60cmの水槽に移しましょう。
混泳について
コメットは和金や朱文金という種類の金魚なら混泳が可能です。
成長の仕方や泳ぎの素早さが似ていて、生育の妨げになりにくいと言われています。
ただし、コメットの長い尾びれが、和金の素早い泳ぎに傷つけられたという意見もあるので、注意深く見守りながら混泳するようにしてください。
その他の動きがゆっくりしている品種と混泳させると、コメットばかりが素早く餌にとびついて、他の種が餌にありつけないということが起こるので止めておきましょう。
まとめ
コメットは丈夫さと華やかな見た目で、育てやすさと観賞する楽しさがあり、初心者の方にオススメの品種です。
ただしお世話がおろそかになれば、いくら丈夫なコメットも弱って長生きはできません。
ぜひかわいがって育ててあげてくださいね。