初めて金魚を飼う方は意外かもしれませんが、金魚も冬眠をします。

水温10℃以下になると徐々に活動しなくなり、冬眠の体勢が整って冬眠をします。

そんな冬眠中の金魚を起こすにはどうしたらよいのでしょうか。

金魚はなぜ冬眠するのか?

金魚 冬眠 起こす

そもそも金魚はなぜ冬眠するのでしょうか?

まずは冬眠する理由から理解しましょう。

冬眠をする理由

金魚が冬眠をするのは、実は、子孫繁栄のためなのです。

冬眠の間、寒いために金魚は生命の危機を感じます。

春になって温かくなってくると、冬眠の間の生命の危機から、自分の子孫を残そうと子供を産む行動に移るようになるのです。

また、冬を越えると金魚は丈夫になるとも言われています。

このような理由から、金魚は冬眠をするのです。

冬眠から起こすタイミング

子孫繁栄のための冬眠。

そんな大事な役割を果たしている冬眠から起こすタイミングは、とても重要ですよね。

早く冬眠から起こして産卵させてしまうと、その時に産まれた金魚は、体の弱い金魚になってしまう可能性が高いです。

標準的な冬眠明けは2月下旬から3月中旬くらいです。

早く起こしたくて、2月上旬に起こしてしまうのはやめましょう。

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冬眠から起こす準備

水温が高まってくると、金魚は自然に起き出します。

ですが、その時に金魚たちが動ける体勢をととのえておかなければなりません。

そこで、金魚を冬眠から起こすときの準備についてご紹介します。

徐々に水換えをする

金魚が冬眠している間の水の管理は、多くの人が乾燥した分の水だけ足していたと思われます。

そろそろ金魚が冬眠から覚めるなと思ったとき、まずは3分の1程度の水換えから行ってください。

水換えの量は徐々に増やしましょう。

一気に水換えをすると金魚がびっくりしてしまいます。

急な環境の変化は金魚にストレスを与えかねません。

徐々におこなうようにしましょう。

絶食をさせる

金魚は冬眠の間、水中の植物性プランクトンを食べてたくさん脂肪をつけています。

脂肪を付けたまま夏に突入すると、金魚が体調を崩してしまう可能性があります。

そのため冬眠から金魚を起こしたら、1週間から10日ほどは絶食をするようにしてください。

その後は、少量の餌(だいたい1分くらいで食べれる餌)をあげるようにしてください。

それから徐々に餌を増やしましょう。

まとめ

冬眠は、冬の間は餌が取れないからじっとしているとは聞いたことがありますが、子孫繁栄のためだったなんて驚きですね。

金魚に子供を産ませないために、冬眠させないという方法もあるそうです。

でもせっかくなら金魚の赤ちゃんから育ててみたいですよね。

ベストタイミングで金魚を冬眠から起こすようにしましょう。

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