金魚すくいでお迎えした金魚がある程度の大きさになり、手狭になってしまった。
もし、家に池があれば、水槽を買い換えなくても池で飼育することも可能ですよ。
今回は池で金魚を飼育する際の注意点について、ご紹介します。
水槽から池に移す前に
水槽から池に移すには、まず池の水に慣らすことから始めます。
池の水は水槽の水とは違い、雑菌などがいるため突然池に入れると弱ってしまう恐れがあるからです。
金魚は急激な温度変化に弱いため、季節は池と水槽内の温度変化が少ない夏場の時期を選びましょう。
1㎥で10cmの金魚なら4~8匹程度が目安です。
水槽のように酸素供給もしない上、池となると水の入れ換え頻度も随分と落ちます。
あくまで自然の状態で育てることになりますので、水槽以上に過密飼育は禁物です。
密度には気をつけてあげてください!
餌のあげかたは?
池には水草や苔も多くありますので、実際ほとんど餌を足す必要はありませんが、餌をあげる場合は、9:00~15:00の間にあげましょう。
温度が一定の水槽とは違い、池の金魚は水温の変化があるため、水槽で飼っている金魚以上に早朝や夜間は金魚が活発に活動していません。
金魚の活動時間にあげないと餌を食べませんので、ただ水を汚す行為になりかねないからです。
また、あげすぎも水を汚す原因になりますので注意してください。
冬はどうすればいい?
水槽で飼っている金魚は、水温調節がされているため冬眠とは無縁ですよね。
しかし、野生で生きている鯉や金魚は冬の時期は冬眠しているのです。
金魚は水温5度以下になると冬眠を始めますので、目安のため冬の時期は水温計を設置しましょう。
冬眠してしまうと餌はほとんど食べませんので、不要です。
ただ、冬から春に向かうときに水質は急激に悪化しますので、暖かくなってくる前には必ず水換えしてあげてください。
また、北海道の札幌といった本当に寒さの厳しい場所では冬眠できずに絶命してしまう恐れがありますので、家の中に避難させてあげてくださいね。
まとめ
今回は池で金魚を飼育するときの注意点についてまとめてみました。
池は上記以外でも、鳥や猫など外敵から守る努力も必要です。
池に金網を設置するなどして、外敵から金魚を守ってあげてくださいね。
あなたも池で金魚の飼育にチャレンジしてみませんか?