今日の金魚はどんな感じかな?なんて見てみると、いつもと様子が違う、模様が違う気がするということはありませんか?

急に出来た赤色以外の模様、それは模様ではなく寄生虫かもしれません。

寄生虫は早めに駆除しなければ、あっという間に金魚の体調が悪くなってしまいます。

そうならないように、取り方を学んでしっかり駆除していきましょう。

寄生虫の見分け方は?

金魚 寄生虫 取り方

金魚の飼育が初心者だと、金魚に寄生虫がついていても気づかないこともあります。

まずはその模様が寄生虫かどうかを確認しましょう。

黒い斑点もしくは黒の棒状

ヒラやエラに黒い斑点や黒い棒状のものが見えたら、それは「ウオジラミ」という寄生虫が棲みついているかもしれません。

金魚の行動をよく見てみてください。

水槽の中の物に体を擦りつけたりしていませんか?

ウオジラミは金魚の血液を吸うため、金魚はウオジラミを取り払おうと患部を水槽内の物に擦りつけるのです。

血液を吸うため、赤い斑点が見えることもあります。

他にも、他の金魚から離れて元気がないなども寄生虫がついていることを見分ける判断材料になります。

白い糸くず

金魚の体から白い糸くずが出ている場合、それはまず寄生虫を疑ってください。

この場合は「イカリムシ」が疑われます。

金魚の体に赤い斑点があったりしませんか?

それはくっついている部分が腫れ上がり出血しているのです。

金魚はそれを取ろうと必死になって、体を砂利などに擦りつけるようになります。

もしその白い糸くずが水中を漂っているようであれば、それはイカリムシではありません。

ミズミミズの可能性が高いです。

金魚の体にくっついているかで判断してください。

ちなみにミズミミズは、濾過不足や底床の汚れで発生しますので、水槽を綺麗にしてください。

白い斑点

金魚の体に細かい白い点が見られたら、それは白点病かもしれません。

見るべき点は、白い粉を振りかけたように白い斑点が出ているかというところです。

例えば、顔の辺りにポツポツと白い点がある場合は、ニキビの可能性があります。

白点病の場合も、金魚は体を水槽などに擦りつけるようになります。

かゆみがあるためですね。

じーっとしてたり、水槽に擦りつけていたりすると、要注意です。

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各寄生虫の取り方は?

体を水槽に擦りつけていると、寄生虫を疑った方が良いと言うことが分かりましたね。

寄生虫は早めに取らなければ、金魚が衰弱してしまいます。

ここでは、寄生虫の取り方やどう対処すれば良いかについてご紹介します。

ウオジラミとイカリムシの取り方

ウオジラミもイカリムシも取り方は基本同じです。

まずは金魚の中にいるウオジラミ、イカリムシを確認し、金魚を手でしっかりと持ってください。

飼育水で湿らせたタオルの上に置いてもいいです。

そして、ピンセットで、金魚の体を傷つけないように優しくそっと取り除いてください

必ずピンセットで取ってください。

指などで取ろうとすると、金魚の体を傷つけてしまいます。

イカリムシの場合は、頭から、根元からきちんと全て取ってください。

でないと、イカリムシが何度も復活してきます。

頭から再生するんです。

怖い。

そして他の金魚もチェックしてください。

ウオジラミの場合は特に尾ひれの裏やおしり辺りです。

最後に水槽に薬剤をまいてください

これで、水槽の中にいるウオジラミとイカリムシも駆除できます。

白点病の対処法

ウオノカイセンチュウという寄生虫が原因ですが、ピンセットで取り除くことは出来ません。

ではどうするかというと、まずは水温を上げてください

ウオノカイセンチュウは25℃以下の環境を好みます。

28℃~30℃くらいにすると、ウオノカイセンチュウは暑くなって金魚の体内から出てきます。

加えて水槽にエチレンブルーなどの薬剤をまいてください

ただし、金魚の体内にいたり、卵の場合には効き目がありませんので注意してください。

まとめ

ご紹介した寄生虫の取り方で取れば取れるはずですので、焦らずに落ち着いて取りましょうね。

金魚が暴れてしまう可能性があるので、傷つけないように注意しましょう。

寄生虫を取るのは気持ち悪いし緊張しそうですが、金魚のために頑張りましょう!

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