癒される存在の金魚。
穏やかな印象があります。
でも、ダークな面も持ち合わせていて突然豹変し「共食い」現象を起こすことがあります。
もともと雑食で、好奇心が旺盛なので何でも食べようとするのです。
では、どんな理由から金魚は共食いをしてしまうのでしょうか?
理由は??
エサ不足
これが一番こわいですね。
飢餓状態の金魚の本能ですから。
しっかりとエサを与えないと、金魚は本能に走ります。
本能が発動しないように、エサはそれぞれの金魚にいきわたるように与えましょう。
体格の違い
成長の違いや品種の違いで、体格に格差が出てきます。
自然界の掟というか法則とでもいいますか、小さいものは迫害されます。
大きさが2倍以上も違うのなら一緒の水槽にしておかないことです。
別の水槽で飼育しましょう。
必ずといっていいほど、いじめが始まると考えてください。
いじめられている金魚は弱ってしまい、そうなると最悪の事態に発展しかねません。
自分より弱いもの・小さいものは「エサ」になりうる訳です。
相性が悪い・弱い・弱っている
すらっと長い体格の金魚と丸っこい体格の金魚では、生活スピードが違います。
素早い和金にゆっくり琉金が同じ水槽に飼育されてしまった場合、要注意です。
和金は生活スピードが違う琉金を攻撃するようになってしまいます。
自分より劣っていると判断するのでしょうか?
弱ってきた琉金はもともと泳ぎも得意ではないので、どうしてもつつかれ始めてしまいます。
つつきからヒレを食いちぎり行為のエスカレートしたところに運悪く、共食いへと発展してしまう事態になることもあります。
完全別飼育をしましょう。
稚魚
卵から孵化した稚魚を親(成魚)と一緒にしておいてはだめです。
完全にエサとみなされます。
金魚にとって、自分より小さいものは「エサ」でしかありえません。
それがたとえ親子でもなのです。
金魚に親子の情と言うものはないので、卵のうちから別々に飼育することをおすすめします。
まとめ
かわいい金魚でも、弱肉強食の世界です。
共食いなんてことは、飼育者にとって衝撃な事件ですし、見たくもないですね。
だから飼育するときには、対策をきちんと立てて共食いがないようにしましょう。