飼育していた琉金の卵が孵化したー!

感動しますね。

屋外での飼育ならば稚魚は自然と成長してくれますが(繁殖に適した環境であれば)室内の水槽での飼育の場合は、そうはいきません。

この記事では室内の水槽飼育での、琉金の稚魚の育て方についてまとめています。

琉金の稚魚の育て方の必要なものとポイント

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≪稚魚を飼育するのに必要なもの≫

● 琉金の稚魚の餌

稚魚に与える餌は、金魚用の餌をすり鉢などで砕いたもので大丈夫です。

砕かずに、そのままでは大き過ぎるので必ず小さくしてあげます。

● 稚魚用の容器に使用するエアレーション

● スポイト(水の底の糞やゴミを吸い取る)

● 稚魚(卵)を飼育する容器

≪育て方ポイント≫

● エアーが必要。ただし弱めの小さな泡で。

● 環境を変えないように水換えをする。

● 餌やりは朝、昼、晩の一日3回。

稚魚は親の琉金とは別の容器で飼育

稚魚というよりは、卵の時点で親の琉金を飼育している水槽から別の容器などに移します。

一緒の水槽にそのままだと親が卵を食べてしまうことがあります

卵の孵化は水温によって変わりますが適温は20度前後で、4~5日で孵化します。

孵化することのない無精卵は、そのままにしておくと傷んで水の中に雑菌が繁殖する原因となるので、見つけ次第取り除きます(白く濁るのが無精卵、有精卵は透明です)。

孵化した稚魚が吸い込まれてしまうことがあるので、濾過装置は使わず、弱めのエアレーションのみを使います。

水温が低い環境下の場合はヒーターが必要になる場合もあります。

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孵化後の2~3日は餌は不要

孵化したばかりの稚魚には、さいのう(ヨークサック)と呼ばれる栄養袋がついているので2~3日は餌を与える必要はありません。

栄養袋が無くなるまでは稚魚はほとんど動かないので特に世話をする必要はなく、エアレーションと水温に気を付けて様子をみます。

命が尽きてしまった稚魚がいた場合は水から出します。

栄養袋が無くなると稚魚は餌を求めて泳ぎ始めるので、稚魚用に細かく砕いた餌を与えます。

孵化後、1ヵ月くらいは手がかかる

濾過装置が使えないので、水質管理に手間がかかります。

余った餌や糞は飼育者さんがスポイトで吸い上げて取り除く必要があり(稚魚を吸い込まないように注意!)水換えも稚魚にストレスを与えないように慎重に少しずつ行います。

水替え用の水も、琉金の飼育水槽の水換え用の水同様、水道水のカルキ抜きが必要です。

孵化後、1ヵ月から4ヵ月

孵化から1ヵ月ほど経つと、濾過装置を使っても大丈夫なくらいに成長しますが、念のために吸い込み口には稚魚が吸い込まれないような、ネットかスポンジなどをつけておきます。

この時期の稚魚は共食いを始めるので、たくさんの稚魚を残したい場合は、大きな稚魚と小さな稚魚を別の容器に分けた方がいいでしょう。

まとめ

琉金の稚魚も4ヵ月ほどで成魚とほぼ変わらないくらいになり、餌も成魚と同じものを食べられるようになります。

稚魚の飼育で大変なのは、孵化から1ヵ月経つまでです。

ただあまり多い数の稚魚が無事に生育しても、多数の琉金を飼育するには大きな水槽が必要となるので、共食いはあえてそのままにしたり、可哀相ですが大きさや色などを見て選別する必要があるでしょう。

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