一口に「金魚の餌」と言っても、いろいろありますよね。
金魚の種によって向き不向きな餌があると言われているのですが、琉金の場合はどうでしょうか。
この記事では、琉金の餌の沈下性と浮上性についてまとめています。
琉金に与える餌は、沈下性が向いている?
琉金に与える餌は、沈下性が向いていると言われていますが、それほど気にすることでもないと言う飼育者さんもいます。
琉金には沈下性の餌が向いているといわれる理由に、琉金のエア食いと転覆病があります。
金魚の転覆病とは?
転覆病は、船が転覆したように、金魚が水面に向かってひっくり返ってしまって通常通り動けなくなってしまう病気です。
この病気は、琉金のような体の丸っこい金魚がなりやすいと言われています。
≪転覆病と餌の関係≫
転覆病になってしまう原因はいろいろあるものの、最も多いとされる原因が餌と関係しているものです。
- 過度な餌やり
- 古い餌や状態の悪い餌、消化の悪い餌を与えている
- 餌を与えた後に急激な水温変化があった
これらの餌やりが転覆病の原因となっていることが多いのですが、もう一つ、金魚の「エア食い、空気食い」が原因になっているとも言われています。
エア食いとは?
エア食い(空気食い)とは、金魚が水面で口をパクパクして空気を食べているように見える行動です。
金魚は水面に浮いている餌を食べる時に、餌ごと空気も一緒に食べてしまいます。
その空気が転覆病に関係するという説があるので、転覆病にかかりやすい琉金には、沈下性の餌が向いていると言われています。
しかし、飼育者さんによっては、浮上性の餌を食べさせても沈下性の餌を食べさせても琉金が転覆病になる確率は、それほど変わらない、因果関係は無い。とおっしゃる方もいます。
また、販売店でも、浮上性の餌が与えられていることもあります。
沈下性と浮上性どちらを選べばいいの?
琉金に与える餌を沈下性にするか、浮上性にするかは、飼育者さんの好みでもいいようです。
浮上性には、水を汚しにくいという利点があるので餌の加減が分からない初心者さんには浮上性が向いているかもしれません。
ただ沈下性の餌でも、すぐに底に沈むというわけではなく、ゆっくりと沈んでいくので、食べているのを確認しながら与えてあげれば水を汚す原因にはなりにくいです。
まとめ
琉金にあげる餌は、沈下性と浮上性どちらをあげても問題はないと思われます。
栄養バランスが良く、消化のしやすいもの、食いが良いもの、入手しやすく衛生管理もしやすいものであることをポイントとして餌選びをするのがいいでしょう。