ピンポンパールや金魚を飼った場合、塩水浴という言葉を聞く事があります。
塩水浴は、体の弱っているピンポンパールや金魚などの休養や回復のために別容器で飼うことを言います。
ピンポンパールの塩水浴を行う場合、どのような方法があるのでしょうか。
塩水浴
塩水浴は、ピンポンパールを初めて買ってきたときに体調を整える、食欲や元気がない、病気にかかってしまったという場合に行ないます。
ピンポンパールの体の中の体液には、0.7~0.8%の塩分が含まれています。
水中で生活していると、浸透圧によって体内に水が入ってくることがありそれを排除するため体内に塩分が含まれているのです。
体調が悪くなると、このような働きが弱くなるので塩水浴によって体力を回復する狙いがあるのです。
ピンポンパール塩水浴の方法
ピンポンパールを塩水浴させる場合には、別の容器に取り出します。
カルキを抜いた水で、容器の水に対し0.5~0.6%の濃度の塩を水に溶かし、泳がせ休養させます。
50cmの水槽の場合、水量は約50ℓで、0.5%の塩水をつくる場合には約250gの塩を入れることになります。
塩水浴に使う塩は、ナトリウム・カルシウム・カリウムが含まれている天然塩を使っていきましょう。
精製された塩の場合には効果に期待できない事があり、効果がないという場合には塩分濃度を上げてみると良いようです。
塩を水の中に入れると少しずつ溶け、徐々に濃度が上がっていきます。
塩分濃度が急激に上がるという事はないので、塩水を作ってすぐの容器に移しても心配はないようです。
その場合、エアーは必ず入れてあげてください。
塩水浴をしている時には餌を与える必要はありません。
体調が悪そうだ・食欲がないなどいつもと少し様子が違う場合には塩水浴を最低3日程度、長い場合には1週間程度行ってみましょう。
まとめ
ピンポンパールの塩水浴は、体調を整える、食欲や元気がない、病気にかかってしまったという場合に行ないます。
カルキを抜いた水で、容器の水に対し0.5~0.6%の濃度の塩を水に溶かし、泳がせ休養させます。
元の水槽で行うのではなく、別の水槽や容器に取出し行ないましょう。