家の中で飼育する魚の中でも人気があり、1度は飼ったことがあるという方が多い金魚。
とても可愛らしい容姿をしている金魚ですが、さらに人気があるのが「ピンポンパール」と呼ばれる種類の金魚です。
ピンポン玉のような見た目から命名された金魚ですが、様々な色や種類のピンポンパールが存在します。
今回は、そんなピンポンパールについてご紹介していきます。
ピンポンパールについて
まずはピンポンパールのことを少しでも知ってもらいたいと思いますので、本来の名前や特徴などをご紹介します。
もともとは中国原産の金魚で、昭和30年代に中国から日本に輸入されてきました。
最初は「珍珠鱗」という中国名を音読みした「チンシュリン」という品種名で呼ばれており、次第に選別交配してピンポン玉のような個体を「ピンポンパール」と呼ぶようになりました。
余談ですが、中国語の珍珠とは真珠という意味があり、そこから「パール(真珠)+ピンポン玉」でピンポンパールと命名されました。
ピンポンパールにはどんな種類や色があるの?
みなさんもお祭りの出店などで金魚を見たことがあると思いますが、1種類ではありませんよね。
ピンポンパールにも様々な種類や色の個体がいますのでご紹介していきます。
★種類について
- 出目
いわゆる出目金ですね。
最大の特徴は目玉が飛び出しているところです。
幼魚の時から目が飛び出しているのですぐに分かります。
- ちょうちんパール
一般的なピンポンパールと見た目は一緒ですが、尾ひれが少し違います。
基本的にピンポンパールの尾ひれは上から見ると4つに分かれているのに対し、ちょうちんパールの尾ひれは横から見るとハート型をしているのが特徴です。
- 出目ちょうちんパール
出目金とちょうちんパール2つの特徴を合わせて持っています。
- ロングテール
尾ひれや背ひれ等が長いタイプです。
幼魚の時には既に長いひれを持っていますが、成長していく中でひれが長くなっていき、優雅で美しい姿からピンポンパールの中でも人気が高い種類になります。
★色や柄について
ピンポンパールの色や柄を大きく分けると2種類あります。
1つがキャリコ柄と呼ばれるものがあります。
キャリコ柄とは赤と黒とブルー系の3色を持つ雑色のことです。
色はキャリコ柄の代名詞である赤と黒が混じったキャリコ、全身が白いミルク、黒っぽい見た目のフナ色と3種類があります。
もう1つがサラサ柄と呼ばれる赤と白の綺麗な模様をもつ種類です。
白ベースに赤が散らばったサラサ、全身が赤い素赤、あとはキャリコ柄と同じミルクとフナ色があります。
まとめ
ピンポンパールには5種類の見た目と2種類の柄があり、そのバリエーションの多さから飽きが来ず、見た目の美しさと可愛らしさでとても人気のある金魚です。
親魚の種類や柄の交配次第で様々なピンポンパールを飼育できることも人気の1つなのかも知れませんね。