浮かべておくだけの水草もありますが、見栄えを良くするために重りをつけてレイアウトを考える方も多いです。
重りの種類には石やアクセサリーにつけて沈めたりする方法など様々ですが、水草をお店で購入すると鉛が付いているものがよくあります。
その鉛ごと水槽に入れて金魚への影響はあるのでしょうか?
水草用の鉛はおもりとして良い?
お店で購入した水草に鉛が付いていた場合、そのまま使えば他のおもりを買う必要もないですので手間を省けますのでそのまま利用したいですよね。
鉛の性質からおもりとして適しているかどうか見てみましょう。
鉛が溶ける原因
鉛は酸性の水に溶けます。
金魚の適正環境は中性から弱アルカリ性で、酸性の水では元々生活できません。
鉛と水が接触すると鉛は溶け出しますが、鉛は水に入れると水との間に酸化皮膜ができ、中性やアルカリ性ではこの酸化皮膜は壊れず、水と鉛が接触することはなく溶け出すことはありません。
その為、問題なく鉛はおもりとして利用できます。
水草に対しての鉛
金魚への影響はありませんが、鉛などの材質は関係なく水草におもりを装着すると水草が成長した際におもりと結びつけている箇所が傷つき、その箇所から腐ってしまう事はあり得ます。
また、通気性が悪いことも影響し水草が腐ってしまいます。
腐った水草を入れておくと水質が悪くなり金魚の病気に繋がります。
水草におもりをつける最良方法
硬い素材のものですと成長した水草を傷つけてしまう可能生があります。
その為、スポンジを間に噛ませたりすることで水草へのストレスは軽減されます。
その際には圧迫しすぎないようにしてください。
また、クッションのようになっている沈む樹脂を使用する方法もあり、柔らかい素材のスポンジ部分を開いて水草の先端を挟んで沈める方法です。
まとめ
鉛が原因で金魚へ悪影響が出る可能性は低いです。
また、おもりで水草を束ねる際は通気性をよくするため少量の方が適しています。
根がある水草は、根が伸びてきたらおもりよりも砂利に埋めることができます。
水草が水面であちこち浮いているよりは、おもりをつける事によって見栄えが良くなます。
ただ、金魚がおもりにぶつかって外傷を与えてしまうと別の病気につながることもありますので気をつけてください。