金魚の目の輪郭が水膨れのような目が飛び出しているように見える場合は、ポップアイと呼ばれ細菌が原因で起こります。
では、なぜポップアイになってしまうのでしょうか?
また予防法や治療方法はあるのでしょうか?
ポップアイの原因と治療法
ポップアイは放っておくと目が取れてしまうこともあります。
ポップアイは病気というよりかは病気の症状として表面上に現れてくるものです。
ではその病気の原因に働きかければポップアイは完治できるのでしょうか?
ポップアイの原因
眼球が突出している原因はエロモナス菌が感染している事が多いです。
エロモナス菌は常に水中に常駐している菌ですが、水質が悪化すると激増します。
魚だけでなく人間にも感染する可能性があります。
金魚に沢山エサを与えすぎて残りカスが水質悪化の原因となり、エロモナス菌が繁殖してしまうこともあります。
また、砂利を入れている水槽の場合は水水換えを常に行っていても、砂利を正しく洗えていなければ、砂利の隙間に汚れが溜まり繁殖の原因になることもあります。
常駐菌ですので健康な金魚は問題ありませんが、体力が落ちて弱っている金魚に感染してしまいます。
ポップアイの治療法
原因となっているエロモナス菌に働きかける薬や塩水浴が良いです。
エロモナス菌が原因の病気は、末期の場合完治は難しいです。
ですが目が突出しているだけでは末期症状と判断はできないため、治療をすれば効果を得られ可能性は十分あります。
塩水浴は金魚の体力を戻すのに効果的ですので、0.5%の塩水浴で体力を戻した後に、エロモナス菌に有効なグリーンFゴールドで薬浴を行う治療が良いでしょう。
ポップアイの予防法
金魚をよく観察し健康管理をきちんとする。
金魚の元気が無くなったり食欲がないなと感じた場合は、塩水浴で体力を整えてあげましょう。
金魚の体内の塩分濃度は0.6%ですのでそれに近い0.5%〜0.6%が金魚が快適に過ごせる塩分濃度です。
ただし、0.5%といえど100リットルの水に対し約500gの塩の量を入れると金魚への負荷もかかりますので、徐々に調整していくことをお勧めします。
ティーバックを使うと良いです。
まとめ
早期発見できれば、ポップアイの原因となるエロモナス菌による病気も食い止めることができます。
ただし、一度眼球が突出してしまうと膨れ上がった所を元どおりにすることは困難です。
日頃から金魚をよく観察するようにしましょう。