皆さんは出目金などの金魚が、水面で口をパクパクしているのを見ていることがあるでしょうか。
出目金を自宅で飼育している方は、一度くらいは見たことがあるでしょう。
けっこうよく見かける光景ですが、あれはいったい何をしているのでしょうか。
今回は、出目金が水面で口をパクパクする行動についてまとめてみたいと思います。
出目金が水面で口をパクパクする理由は？
この口をパクパクする行動ですが、鼻上げと呼ばれる行動になります。
出目金が鼻上げをするのにはもちろん理由があります。
その主な理由が、酸欠です。
酸素の量が不足しているときに鼻上げをするのです。
酸欠になってしまう原因としては、飼育容器の水温が高かったり、飼育している出目金の数に対して飼育容器のサイズが小さいことなどがあげられます。
酸欠が原因で鼻上げをしている場合には、その状況を放置していると命の危険がありますので、早急な対処が必要です。
具体的な対処法としては、エアレーションなどのアイテムを導入したり、飼育容器を大きいサイズのものに変えるなどが有効でしょう。
出目金が頻繁に鼻上げをしている場合、エラ病という病気にかかっている可能性があります。
エラ病にかかっている出目金は、エラの開閉のスピードがはやくなったり、エラが白くなるといった別の症状も現れますので、酸欠との区別は割と容易にできるはずです。
このエラ病は、尾腐れ病の原因にもなるカラムナリス菌という細菌が主な原因となります。
対処法としては塩水浴や薬浴による治療が有効だと言われています。
鼻上げをする理由には、単にエサをねだっているという可愛らしい理由もあります。
飼い主が飼育容器に近づいた時にだけ鼻上げをしているような場合には、エサを欲しがるアピールの可能性が高いです。
そんなことをされるとついついエサをあげたくなりますが、エサの与えすぎには十分注意しましょう。
まとめ
今回は出目金が水面で口をパクパクする行動についてまとめてみました。
この行動をする理由は色々ありますが、酸欠などの場合、放っておくと、出目金が亡くなってしまいます。
ですので、鼻上げを確認した際は、その原因を突き止める必要がありそうですね。
