出目金などの金魚が水面近くをうろうろしている光景はよく見かけます。
飼われている出目金ですと、飼い主が近くに来ると、エサをもらえると思い、水面に上がってくることもよくあります。
しかし、水面付近で長時間動かなかったり、潜ろうとしているにも関わらず、すぐに浮かんできてしまう場合には、病気などの体の不調が原因の場合もあります。
水面に浮かんでいる状況にはいくつか原因が考えられますので、その原因を見極める必要があります。
今回は、出目金が水面でじっと動かない原因についてまとめてみたいと思います。
出目金が水面で動かない原因について
出目金が水面で動かないときは転覆病という病気の可能性があります。
水面でお腹を上にして浮いている、潜ろうとしてもすぐに浮いてきてしまう、といった症状がみられる場合には、この転覆病の可能性が非常に高いです。
この病気はお腹の中にたまったガスや糞が原因で起こることがあります。
その場合は水温の高い飼育容器に一時的に隔離することにより、ガスや糞が排出され、症状が改善することがあります。
しかし、転覆病の原因は色々あり、原因によって対処法も変わってきます。
したがって、転覆病はその原因をつきとめることが一番大切です。
また産卵期になり、卵を抱えている出目金も水面に浮きやすくなるという特徴があります。
この場合は産卵が終われば、もとの状態に戻ることが多いのであまり心配をする必要はないでしょう。
しかし産卵による体力消耗により、転覆病になってしまうことも考えられます。
産卵が終わった後も水面にずっと浮いている場合は、転覆病のサインかもしれませんので、注意深く観察してあげる必要がでてきます。
まとめ
今回は出目金が水面でじっと動かない原因についてまとめてみました。
ここで紹介したものはあくまで一例にすぎず、出目金が水面で動かない原因にはまだまだ候補がたくさんあります。
特に対処の必要がなく、時間とともに解決するケースもあります。
しかし例に挙げた転覆病など体の不調のサインの場合もありますので、注意深く観察し、その原因をつきとめてあげてください。