出目金は体が弱いという話を聞くことが多く、出目金は飼育が難しいというイメージを持たれがちですよね。
でも、出目金は金魚の品種では飼育が比較的しやすいです。
そこで、出目金の飼育は本当に難しいのか、飼育する場合は、どんな点に注意したらいいのかをまとめました。
出目金の飼育は難しいのか?飼育の注意点とは?
出目金を金魚すくいなどで捕まえてきたものの、飼育してからすぐに弱まって最悪命を落とすことも多いので、出目金は飼育が難しいイメージがあります。
でも、これには理由があります。
金魚すくいでは、ポイに追われた出目金は、バタバタと尾ひれを動かして一生懸命抵抗するので体力をかなり消耗しています。
その為、自宅の水槽に入れるころにはすっかり体が弱まっているのです。
そして慣れない環境で、より体調を崩しやすいです。
出目金は、飼育方法の注意点をおさえておけば飼育はそれほど難しいものではありません。
出目金飼育の注意点
出目金の特徴でもある眼球は、大きいために傷つきやすい部分です。
さらに、目が大きいのに視力はかなり悪く、水槽内のプラスチック製の水草や石などを入れるとぶつかって、目を傷つけてしまう可能性があります。
なので、水槽内は余計なものを入れないことと、水草は本物を入れるようにしましょう。
また、金魚すくいで他の金魚も持ち帰る人も多いと思いますが、他の金魚と出目金を混泳させる場合も注意が必要です。
金魚は動きが素早いですが、出目金は動きが鈍いのでゆったりと泳ぎます。
その為に両者がぶつかったりすることもあります。
金魚はうろこが硬いので、その硬いうろこが出目金の眼球にぶつかったりすると傷つけてしまうこともあります。
さらに、他の金魚につつかれたりすることで出目金はストレスを抱えることもあります。
できるなら、水槽内は出目金だけにするか、混泳させたいなら、同じく泳ぎが得意ではないビンボンパールなどやリュウキンと混泳させるのが適しています。
それと、出目金には水換えが必要です。
夏は1、2週間に一度は水換えをしてあげてください。
寒い冬なら2~4週間に一度の割合で大丈夫です。
とにかく清潔な水質を保つことが出目金の体調を整えることにつながります。
まとめ
金魚というと金魚鉢が浮かびますが、出目金には金魚鉢はおすすめできません。
金魚鉢では水の量も少なく温度変化も心配です。
出目金の水槽は60cm以上は欲しいところです。
では、飼育の注意点をもう一度おさらいしておきます。
- 出目金の飼育は難しいわけではない
- 水槽内は眼球がぶつかってもケガをしないようにしてあげる
- 出目金の混泳は泳ぎが得意ではない種類の金魚にする
- 水換え(夏:1~2週間、2~4週間に一度)をして清潔な水質を保つ
注意点をおさえておけば、出目金は長生きしてくれますよ。