琉金は金魚の代名詞とも言える姿をしています。
可愛らしい目と大きな尾など、どれをとっても良いと思える愛好家の方も多いのではないでしょうか。
さてそんな琉金ですが、彼らを飼育する時水槽内の水流の強弱はどうすれば良いのか、思案している方もおられるかと思います。
ここでは琉金を飼う時に注意しなければならない水流のことについて、書いていきます。
琉金の水槽内の水流はどのくらいの強さが良い?
琉金はゆったりと泳ぐ種類の金魚です。
そのため、らんちゅうなどと同じく、泳ぎはあまり得意ではありません。
よって水流は苦手です。
エアレーションのためなどで緩い水流を作ろうと考える方もいらっしゃるかも知れませんが、飼い主の予想以上に琉金は水流が苦手です。
彼らが活発に動き回る夏場に水流を起こし、それで問題なくとも、水温が低下して食欲も減退している秋から冬場などは特に注意が必要です。
その時の水流は彼らの体力を奪う道具にしかなりません。
琉金のことを考えて水流を起こしたが、体力を消耗して弱ってしまった、そして亡くなった、など元も子もありません。
琉金を弱らせることなく、彼らが快適に泳ぎ、餌を食べ、暮らしていくことができるようにするには、エアレーションなどの強さを下げ、なるべく横幅60㎝ほどの広い水槽で飼うのが、一番良いのではないでしょうか。
まとめ
らんちゅうと同様、琉金も泳ぎが苦手な金魚なのです。
初めて金魚を飼う方にとっては、「魚なのに泳ぎが苦手」という事実に驚かれる方も中にはいらっしゃるでしょう。
しかしらんちゅうも琉金も元はと言えば、品種改良や突然変異によって誕生した種類です。
そういう経緯もあってか、「魚なのに泳ぎが下手」といった特殊な体質になってしまったのかも知れません。
やはり大事なことは、飼い主が種類ごとの特性を理解し、それぞれに合わせた飼育方法を取ることです。
らんちゅうにはらんちゅうの、琉金には琉金の飼育方法があります。
種類ごとにそれぞれ異なる点を尊び、しっかりと対応をする。
それは他のどの生き物にも言えることですが、金魚もその例外ではないということなのでしょうね。