優雅に泳いでいるらんちゅうという金魚。
元気よく泳いでいるのが一番ですよね。
しかし、ある日に気がつくと「あれ?目に膜が張ってるみたい?」「白くなってる気がする」それが白濁と言う病気です。
実は、らんちゅうの病気ベスト3に入るそのうちの一つが白濁です。
今回は白濁した時の原因と対策をまとめてみましょう!
らんちゅうの目の病気、白濁とは?
白濁とはどんなことになるのでしょうか?
目の眼球レンズの透明感がなくなり、白く濁ってしまいます。
菌が感染した場合には、目の周りや眼球に水疱ができることがあります。
その場合、ひどくなると白濁が治らずに失明する場合もあるので注意が必要です。
さて、白濁する原因はいったいなんなのでしょうか?
*エロモナス菌による感染症
*水槽内の過密飼育
*水質の悪化
*急激なphの異常
*嫌気バクテリアの繁殖率が好気バクテリアの繁殖率を超えた場合
*敷石の底部分や濾過器内が異常に汚れている場合
*餌の与えすぎ
*免疫力の低下
*加齢によるもの
このような原因が考えられます。
らんちゅうの目が白濁した時はどうするの?
いつもより目が濁っているかな?くらいの初期症状なら、水質悪化の可能性があります。
約6~8割の量の水換えをしましょう。
その際に、ろ過フィルターも汚れてる場合もありますので、一緒に洗浄します。
早ければ2~3日で治ってきます。
エロモナス菌による発症の場合、0.5~0.8%の塩水浴か薬浴を使います。
3~5日続けて殺菌処理をし、その後はストレスや目の充血をしているので水深を15cm程度に浅くして眼圧を下げます。
菌が原因の場合は、他の個体にも感染する危険性がありますので隔離治療をしましょう。
ヒーターの加温治療は眼圧を上げてしまい、悪化してしまう危険があります。
まとめ
症状として白濁の初期症状は軽くて、対処すると自然に戻ります。
しかし、悪化してくると目が飛び出てきます。
目が飛び出ることを「ポップアイ」といいます。
そうなると、飛び出た目をぶつけてしまったり、痒がって体をこすっている時に眼球レンズをこすってしまいかねません。
出来るだけ、初期の段階で治していきましょう。
初期の場合だと水換えとフィルター掃除、お塩0.5%でも良くなって行きます。
早めのうちに気がついてあげて、対処してあげると早く治ってくれますよ。