らんちゅうは金魚の中でも、その愛らしい外見や肉瘤ができるという面白い特徴などから、数多くの愛好家が居る品種です。

肉瘤の生成には、飼育環境の調整や肉瘤の土台ができる黒子の時期に注意して飼育をする必要があります。

環境の整備については、青水での飼育よりも新水での飼育が肉瘤の発達には適しているとされていますが、らんちゅうに与える餌は、一体どのようなものを選べば良いのか、いまいちよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、らんちゅうの肉瘤の成長に必要な餌の紹介をしていきたいと思います。

らんちゅうの肉瘤を大きくするための餌はこれ!

らんちゅう 肉瘤 餌

まず、肉瘤の成長に必要な餌の特徴を挙げます。

らんちゅうの肉瘤は、たんぱく質でできています。

そのため、肉瘤を肥大化させるためには、動物性たんぱく質を多く含む餌を与えることになります。

具体的に列挙しますと、赤虫や糸ミミズ、ブラインシュリンプなどです。

赤虫は動物性たんぱく質を豊富に含んでおり、消化率や吸収率も高いです。

活き餌も販売されていますが、冷凍されたものも存在するため、冷凍された赤虫を与えることも良いと言えるでしょう。

ただし、過剰に与えると転覆病という病気になるため、適量を考えながら上手く水質管理をする必要があります。

最近は原価を下げるために赤虫よりも水の量が多い商品が売られているため、赤虫の含有率が高いものを選ぶ必要があります。

糸ミミズは赤虫と比較して脂肪が多く含まれているため、与えすぎるとらんちゅうが肥満体型になってしまいます。

そのため、丸々と太ったらんちゅうにしたいわけでないのなら、こちらも適量を考えて食べさせることが大事でしょう。

また、糸ミミズは全長が3㎝以上あるため、金魚がある程度大きくならないと、餌として食べさせられないという問題もあります。

最後のブラインシュリンプは、孵化直後は高い栄養価と吸収率、消化率を誇るため、これも肉瘤を作るための餌としては優れています。

ただ、費用が高い上、DHAが含有されていないので、これだけを長期に渡って食べさせるのは避けたほうが良いと言えます。

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まとめ

らんちゅうの肉瘤を大きくするための餌は、高い動物性たんぱく質を含むものが良いと言えます。

ただ、餌だけではなく、初めに記したように環境の整備も重要になってくるので、どちらか一方に偏ることなく、バランスのとれた飼育のやり方が大事だと思います。

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