らんちゅうの産卵期には、彼らが卵を産み付けるための「産卵巣」が必要となります。
これは飼育用品として販売もされているのですが、自分の手で作ることもできます。
ショップで専用の品を買うよりも費用が掛からないため、多くの愛好家達がこのやり方で産卵巣を用意しているようですよ。
ここでは、らんちゅうの産卵巣の作り方について書いています。
らんちゅうの産卵巣の作り方は
産卵巣を手作りするのに必要なものは、卵を産み付けるための藻草と卵が落ちた時にそれを受け止めるための細かい網目のネットです。
これらは全て100円ショップで買えるもので作ることができます。
まず、網はワイヤー素材のネットを使用し、横が50センチ縦が25センチほどのものを選びます。
この上に洗濯用のネットを貼り付ければ、採卵床の完成です。
次に卵を産む時の藻草ですが、これも人工のもので構いません。
荷造り用のビニールひもを単行本程度のものに巻き付け、その片方を鋏で切り、切断していないほうを輪ゴムでまとめ、櫛で梳かせば完成です。
産卵時にはこれに熱湯をかけて縮ませます。
あるいは埃取りの柄を取り外し、毛先を鋏で切ることで、より手間を掛けることなく作ることも出来ますよ。
これをプラスチック製の結束バンドで採卵床に固定しましょう。
全体の費用は500円ほどで済みます。
これなら専用の網や藻草を購入するよりも、はるかに安く仕上げることができますね。
まとめ
らんちゅうなどの金魚を飼育するためには、多くのものを揃える必要があります。
そのため、餌代などとあわせて費用が掛かります。
しかしこのように、産卵巣を自作することも可能なため、飼育する側のやり方次第では、らんちゅうを育てるのに掛かるお金の額を少しでも減らすことができます。
特にショップなどでは様々な飼育用品を売っているため、飼い主の中には「なるべくそれらを買わずにらんちゅうを育てたい!」と考える人もおられるかと思います。
そんな方にとっても産卵巣などの自作可能なものがあることは、大きな関心事なのではないでしょうか。
らんちゅうを育てる中で、削れるものは削っていくのも良いと筆者は思います。