らんちゅうの産卵には、水温が大事な要素になってきます。

産卵期は春から秋であり、特に水温が上昇し始める春から初夏頃がベストシーズンとなっています。

水温の調整はヒーターを使うことによって可能ですが、このヒーターを使えば、季節を問わず、らんちゅうに産卵期を迎えさせることができます。

ここでは、らんちゅうの産卵時のヒーターの使い方と、その設定温度について紹介します。

らんちゅうの産卵時、ヒーターはどのように使う?

らんちゅう 産卵 ヒーター 温度

らんちゅうの産卵時にヒーターを上手く使えば、卵が一斉に孵化し、稚魚も順調に育っていきます。

しかし水温の調整を間違えると、奇形が生まれることや、孵化日に不揃いが出て稚魚も不揃いの大きさになることがあります。

また、水温を一定にしておくよりも温度変化があったほうが孵化は早くなります

そのため適切な範囲を保ちながら、水温を少しずつ変化させるのが良いと言えます。

そんな時に役立つのがヒーターです。

ヒーターを使えば、水温を細かく調節できます。13℃以下になると、孵化後に稚魚が亡くなってしまうので、そうならないように13℃以上の水温を維持するように心がけましょう。

スポンサードリンク

らんちゅうの産卵時の水温は

卵は水温が高いと早く孵化し、低いと遅く孵化します。

高い水温で短時間に孵化させようとすると、上述のように奇形が出やすく、10日以上の時間を掛けると卵が一斉に孵化しなくなります。

17℃から21℃の水温を保ち、6、7日掛けて孵化させた場合が最も良く、らんちゅうの稚魚誕生と生育に適切な水温環境を整えることになります。

つまり水温の設定こそが、らんちゅうの孵化と生育においては、極めて大事な要素ということが言えるでしょう。

まとめ

水温管理こそが、らんちゅうの孵化には重要です。

何度もこのことについて触れていますが、それも水温調整を間違えると、思わぬ結果に繋がってしまう可能性が高いからです。

環境整備から卵の回収までをきっちりとこなしても、水温管理で失敗すれば文字通り、稚魚の成育に関するすべては「水の泡」となってしまいます。

水温管理には充分注意し、慎重に孵化を手伝ってやることが一番良い方法なのではないでしょうか。

スポンサードリンク